つい此の前お正月だったと思ったら、もう晦日になってしまった。
こんな様では十年や二十年、忽ちにたってしまひさうだ。
女中が配給の鮭を取りに行った時、出征家族だからと特別におおきなのをくれたと言ふ。
午ごろ、横浜にある前家に居た女中がかにだのとりだの野菜だの持って來てくれた。
おいもがないから(栗はもとより)きんとんが出來ないと悲觀してゐたが、おいもが來たので早速きんとんにする。
母はあんまりお砂糖を使っちゃだめよとニヤニヤしてゐられた。
御佛檀と神棚のらふそく立などをみがいたら、ぴかぴかになって気持ちがよい。
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